今号の目次
01 『ステイホームベストバイ【後編】』早川洋平エッセイ〈05〉
02 「新年度『脱力』して生きるコツ」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈65〉
03 「怒りの感情」北川八郎『人生を変える出会い』〈222〉
公開「企画会議」やります!
小説家の石田衣良さん、武井ひろなさんと3人で毎週お届けしている『大人の放課後ラジオ』では、第6回オンライン公開収録を開催します。
今回のテーマは「オトラジ公開企画会議」!毎回の放送テーマはいかにして生まれているのか? 舞台裏を大公開します!
当日は衣良さん、ひろなさん、ぼくが持参の企画案をプレゼン!採用されるのは果たしてどのアイデアか?参加の皆様のフィードバックも頂きながらその場で決定します!
終了後は恒例Q&Aタイム!音声のみ/チャットのみでも参加いただけますのでお好みのスタイルでどうぞ。
衣良さんの発想力や企画力を学びたい方もこの機会にぜひ。ご参加をお待ちしております!
《当日18時まで申込OKです》ご参加をお待ちしております!
【日時】4月28日(水)20:00〜22:00
【会場】オンライン開催(アプリ「ZOOM」より配信)
【参加費】1,500円(税込み)
【詳細・申込】https://pro.form-mailer.jp/lp/0e3b8c6f222526
【「つながり」の本質】加藤愛梨さん(一般社団法人 We are Buddies 代表理事)対談
血縁関係がない子どもと大人がペアになり、遊んだり話したりしながら細く長い関係性を築くオランダ発のプログラム「We are Buddies」。
「渋谷のど真ん中で赤の他人だった90人とともに暮らし働くコミュニティ『Cift』で6才の少年と生活し、強い信頼関係を築いたことがきっかけだった」と発起人の加藤さんは話す。
「子育てに保護者以外の大人が関わる意義とは」「どんな子どもや大人が参加しているのか」「利用料がかからない理由」
「We are Buddies」のプログラムについてお話をうかがうなかで、彼女から出てきたのは「理由なくいられる場所」の重要性だった。
そもそもなぜ加藤さんが「大企業を辞めてこの道を選んだのか」「Ciftで他者と暮らし始めたのか」「現在オランダと日本の二拠点生活をしているのか?」……その背景にもこのキーワードがあった。
「理由なくいられる場所」
自分ブランディングやヒエラルキーなどが渦巻くSNSでは決して得られない「つながり」の本質は、ひょっとしたらここにあるのではないだろうか。SNSの誕生来、ずっと感じていた「つながり」という言葉への違和感が安心感に変わる、そんなインタビューとなった。
■【「つながり」の本質】加藤愛梨さん(一般社団法人 We are Buddies 代表理事)対談
https://life-upd.com/archives/6262
01 エッセイ〈05〉
『ステイホームベストバイ【後編】』 早川洋平
自宅時間を充実させる私的逸品をランキング形式でお伝えする前後編のコラム。前編では「あずきのチカラ(目もと用)」「AirPods Pro」「マジコ姿勢サポーターPlus」がランクインした。今回はいよいよトップ3の発表だ。
まずは第3位。「1人用電動本革リクライニングソファ『ビリーバー3』」。ライフスタイル誌が推す数十万円級の高級イスやソファはどうしても「値段の割に座り心地が……」とぼくは感じてしまうのだが、庶民の味方ニトリのこのソファはまさに「お、値段以上」だ。
最大の魅力は座り心地と電動リクライニング機能。本革ソファは世の中に数多かれど、ここまで体圧分散にすぐれたものにお目にかかったことがない。首・背・腰3カ所に分かれたクッションがそれぞれを優しくサポート。座った瞬間に至福の時間が訪れる。そしてボタン1つで無段階リクライニング。進めれば進めるほど両足が上がっていく設計がうれしい。フルフラットに近い位置まで倒れる設計ながら、壁から10センチあれば設置できるのもありがたい。
自宅で「ファーストクラス」気分を味わいながら読書や映画鑑賞、小休憩から昼寝にいたるまで活用できるのは本当にうれしい。デザインは好みが分かれるかもしれないが、圧巻の座り心地を体感してしまったら、果たしてどれだけの人が抗えるだろうか。かくいうぼく自身がまさにこのパターン。6年ほど前にニトリを訪れた際にたまたま通ったソファ売り場で「なんだか気持ちよさそう」とつい試し座りしてしまったが最後、即買いすることになってしまった。しかもそれはここまで書いてきた1人用ではなく、同シリーズの3人掛けソファの方。これが大当たりだったため、迷わず1人用も購入できたというわけだ。どちらも耐久性抜群。購入来の酷使にもまるで衰える気配がない。
続く第2位はカナダの女性ピアニストAlexandra Streliskiのアルバム『Inscape』。Appleミュージックのリコメンドで偶然出合ってから2年半。このアルバムを聴かなかった日は(大げさでなく)一度もない。ぼくのライフタイムベストアルバムだ。繊細なタッチに物語のような旋律。少し寂しげで孤独を思わせるけれど、どこか暖かいものも感じる曲の数々。自分がどんな状況にあってもたちまちフラットな状態に導いてくれる魔法のような一枚だ。疲れた時や1日の終わりはもちろん、朝の始まりや仕事中、ランニングなどどんなシーンにもマッチする。読書時間にもぴったり。前述のソファとこのアルバムのコンビでこれまで何冊の小説を読んだだろう。
収録曲はどれも素晴らしいけれど、個人的には「changing winds」がベスト。リンク先から聴けるので興味がある方はぜひ。それにしてもどうしたらこれほど美しい旋律と世界観を生み出せるのか。コロナが落ち着いたらカナダへ飛び、彼女の実像に迫りたい。
そして第1位は、ミズノのランニングシューズ『ウェーブライダー22』。ステイホームなのに?と思った方もいるかもしれない。けれど、ステイホームだからこそ挙げたい。ことある毎にお伝えしてきた通り、ぼくは超インドア。外に出るのは取材時か海外に行く時かという極端なタイプで、日頃は自宅大好き人間。それだけに自粛期間が始まっても当初は全く問題なく過ごせていた。が、3カ月が過ぎた頃からついにぼくにも「もっと外に出たい」「一つの場所に留まりたくない」という欲求がわき出てくる。やはり人間も動物なのだなと実感させられることとなった。
そんなぼくを救ってくれたのがランだった。緊急事態宣言下では当初、室内用に購入した米エクサー社のステッパーをフル活用し「走ることの代用」をもくろんだ。機能・使用感とも申し分なく、使い始めてしばらくは大満足だったのだが、3週間が過ぎる辺りから唯一にして決定的に欠けているものに気付いてしまった。それは「抜け感」である。
ラン習慣がある方ならご理解いただけると思うが、外を走った後のあの「抜ける感じ」ともいうべき爽快感は何物にも代えがたい。特に多くの物事が止まっているコロナ禍にあって、心身をわずか30分でも毎日解き放つことは本当に貴重だった。
そこで大活躍したのが前述のウェーブライダー22である。「フル完走のためのクッションと反発力を、すべてのランナーに。」と広告コピーにある通り、この靴はマラソンにも耐えうる設計がなされた製品。以前から使っていたナイキのフライニットとローテーションで履くためにもう一足……そんな思いで訪れたランニングシューズ専門店のスタッフの方から薦められたのがこれだった。
実を言えばシューズなんてどれも大差ないだろうと思っていた。だが、ウェーブライダーに出合ってその価値観は完全に崩壊した。走っている時も走り終えた後も足裏に「突き上げ感」が全く来ないのだ。さらに驚いたのが走行タイム。フライニットから履き替えた当日から、1㎞あたりのタイムが10秒以上も縮まったのだ。たまたまだろうと最初は思ったのだが、明くる日もまた明くる日も結果は同じ。そればかりか、それまで(足や膝の疲労から)週3ペースで走るのがやっとだったのに、ウェーブライダーだと週5でも何の問題もない。衝撃だった。おかげで今では仕事終わりに10㎞走ることが習慣となった。まさにウェーブライダー様様だ。
洗練されたナイキのデザインに比べ、正直ミズノのラインアップは多くが無骨で色気に欠ける(ごめんなさい)。しかし実力は間違いなく本物。ローテーションで履くどころか、ウェーブライダー一択でもう2年以上履きつぶしているが今もなお現役だ。
もしこのコラムを読んでランニングを始めてみようかなという方がいたらひとつだけ……シューズは必ずスポーツ用品店やシューズ専門店でスタッフの方に相談することを強くオススメしたい。足のサイズや形、幅、重心を計測してもらい、ブランドを横断して自分にあったシューズやソール、靴下を選んでもらうことの価値は計り知れないからだ。AMAZONやその他ネットショップは確かに安い。しかし、長くケガなく走るうえでいちばん大切なこれらの「コンサルティング」は含まれない。安物買いの銭失いどころか、健康まで損ねるリスクを高めてしまっては本末転倒だと感じるのはぼくだけではないはずだ。
というわけで、前後編でお届けしてきた本コラム。最後は超インドアのぼくがアウトドア全開の品を選ぶあまのじゃくな展開になってしまいましたが、少しでもお楽しみ頂けたならば幸いです。
読者のみなさんのオススメは何ですか? コメントをいただけたらうれしいです。
▼「その道の第一人者に直接話を聞く技術」を身につける。
時代に左右されない自分に生まれ変わる。
「会う力」養成講座
02 「新年度『脱力』して生きるコツ」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈65〉
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。今回は「脱力」がテーマ。リラックスが成功への鍵?脱力して生きて結果を出すマインドセットとは──
▼「成功」するには自分を変えたらダメなんだ…展
『大人の放課後ラジオ』マガジン版第2号リリースしました
活字版の読む「オトラジ」第2号ができました。老化は病気だから治せる……驚愕の『ライフスパン』特集に仕事に役立つガジェット、熱くてクールな人生相談SPなどなど盛りだくさん。書き下ろしエッセイもついて大ボリュームでお届けします。
『「成功」するには自分を変えたらダメなんだ……』(大人の放課後ラジオ2021年3月号)
税込み¥380(Kindle Unlimitedは無料です!)
https://j.mp/2OTTcY2
03 「怒りの感情」北川八郎『人生を変える出会い』〈222〉
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
第222回は「怒りの感情」と「天の目を意識する」重要性についてお話ししています。
▼「人生を変える出会い」Kindle版(電子書籍)第2弾をリリースしました
これまで番組でお届けしてきた200回配信を超えるエピソードの中から、これからの時代を生きるヒントとなる回をピックアップ。
第2弾タイトルは「節目に読みたい言葉」。 今回は「節目に読みたい言葉」「何かに挑戦するあなたへ」「人生を豊かにする光とエネルギー」の3テーマに分けてお届けします。
新年度が始まり新しい環境に移るこの時期にあらためて思い返したい「北川八郎の言葉」を集めました。 音声でゆっくり聴く時間がない時でも、忘れずに覚えておきたいたくさんの気づきをもう一度振り返る機会にご活用ください。
税込み¥500(Kindle Unlimitedは無料です!)
https://j.mp/3jPQ1fn
第1弾はこちらから
▼北川八郎音声プログラム「瞑想の基本と実践」
http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
5分筋トレ「BODY UPDATE」プログラムをつくりました
「自宅」「器具なし」「音楽のテンポにあわせる(BPM)」「無理せず続く強度」のトレーニングを「5分」で……そんなワガママな思いに応えてくれたぼくのパーソナルトレーナーKENTA先生のお力添えにより、このトレーニング「BODY UPDATE」は生まれました。
ぼく自身この筋トレを8カ月以上継続してきましたが、心身共に非常に良い状態をキープできていることを実感しています。
1日5分、無理せず楽しく自宅で心身をさらにアップデートしたい─そんな方の役に立てたら幸いです!
(全編無料)BODY UPDATE 全プログラム/Q&A再生リストはこちら
最後までこのニュースレターをお読み頂きありがとうございました。今週もみなさんにとってアップデートとインスピレーションにあふれた日々となりますように。
早川洋平
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