今号の目次
01 『Do or Be?』早川洋平エッセイ〈16〉
02 「どう生きていけばいいのか『無理ゲー社会』を語る」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈88〉
03 「『人生は思い通り』の深意とは?」成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈9〉
04 「純粋な努力」北川八郎『人生を変える出会い』〈244〉
【早川が直接ガイドします】今週9月18日(土)開催 「会う力」養成講座【無料相談会】
「インタビュー力」と「時代や環境に左右されない自分をつくるための力」を同時に養う「会う力」養成講座では、受講を検討している方に向けてオンラインで無料相談会を開催しています。
「受講形式」「カリキュラムの内容」「受講後のサポート」「本当に成果は出るのか」「自分は受講に適しているか」など、受講を検討するにあたりご不明な点やご不安なことを直接早川にお聞き頂く場となっております。
相談会は「Zoom」(無料オンラインビデオ会議アプリ)を使用いたします。ネットに繋がるデバイス(PC、スマホ、タブレット)があればどこからでもご参加いただけます。具体的なご質問・ご相談はもちろん、漠然としたご質問・ご相談でも全く問題ありませんので、どうぞお気軽にご参加ください。
【開催日時】
9月18日(土)10:00〜10:30
▼「オンライン受講無料相談会」詳細・お申し込みはこちらから
http://www.auchikara.com/pg3670943.html
【最高の「問い」を創りたい】松山智一さん(美術家)
今回のUpdaterはニューヨークを拠点に活動する美術家の松山智一さん。
大学卒業後25歳で単身渡米、美術経験ゼロから独学で自身の表現を確立し、世界中のアーティストがしのぎを削る舞台でキャリアをスタートさせた松山さん。
いまやマイクロソフトやドバイ王室にコレクションされるなど、世界中のアートシーンから注目を集めるまでの存在になった彼は、日頃どんな思考と創造をしているのか?
パンデミックは彼をどう変えたのか?
一時帰国の貴重な時間をいただき、お話をうかがった。
キーワードは「問い」。
戦争中の暮しの記録 │ QR CAFE Vol.2 │ 9/24(金)開催
「質問と読書で、人生を変える」をコンセプトにぼくがお届けするオンラインイベント「QR CAFE」。
第2回を9月24日(金)19時〜オンラインで開催します!
http://life-upd.com/cafe/pg3857904.html
Question&Reading Cafe(QR CAFE)では、リラックスした雰囲気のもと、【各参加者おすすめの一冊】と【早川が選ぶ一冊】にフォーカス。
「なぜこの本を選んだのですか?」「この本のどんな部分が心にしみましたか?」「著者に会えたら聞いてみたいことはありますか?」など、早川が質問(インタビュー)形式で本のエッセンスとあなたの思いを引き出すので人前で話すのが苦手な人も心配いりません。
もちろん参加者ご自身が別の参加者の方に質問することもウェルカムです。
質問は、質問する人にとっては「良質のインプット」を得、「質問力」も養うチャンス。答える人にとっては自分ではたどり着けない気付き・答え・学びを得るチャンス。
読書は、著者の叡智を自分にインストールするかけがえのない機会。なりたい自分を実現するためのインスピレーションが散りばめられた宝物。
質問と読書を通して、国内外の仲間たちとゆったりと時を過ごしながら、少しずつ人生を豊かにしていく──「QR CAFE」をそんな場にしていけたらと思っています。
今回ぼくがセレクトしたのは『戦争中の暮しの記録』(暮しの手帖社)。一冊まるごとを戦争中の暮らしの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。
戦時下を生きた「市井」の人々は、何を考え、何を食べ、何を着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀を経て、あの「戦争」を今に伝える不朽のロングセラーにフォーカスします。
読書会でも勉強会でもない、インスピレーションとリラクゼーションにあふれた空間でみなさまとお目にかかれることを楽しみにしています!
▼QR CAFE Vol.2詳細はこちら
http://life-upd.com/cafe/pg3857904.html
01 エッセイ〈16〉
日本最南端小笠原諸島母島から見上げる満点の星々。西表島で見た星空も凄かったがこちらも圧倒的だった。(2016年撮影)
『Do or Be?』 早川洋平
毎朝起きてすること。To Doリストの確認。タイミングの差はあれど、仕事している人なら日課になっている人も少なくないはず。「シンプルに紙に書き出す」「To Doアプリ」「優先順位のマトリックス」「やらないことリスト」……巷にあふれるさまざまな手法はたしかに「忘れない」という意味ではどれも間違いないのだけど、気をつけないとどんどん項目が増えていく。逆に忙しくなったり、リストをこなすのが目的になってしまったり……おかげで社会人になってから18年。何らかのTO Do リストを眺めなかった日はない(苦笑)
しかし、そんな日々に最近変化が生まれつつある。それは「To Beリスト」の存在だ。To DOリストが文字通り、行動に焦点を当てているのに対してTo beは「どうありたいか」にフォーカスする。人生においてこれは大切だなと思った価値観や信念を箇条書きにしていつでも見返せるようにリスト化しておくのだ。
きっかけはプロデュースする番組『人生を変える出会い』で北川八郎先生が「人生のトラブルの入口にはいつも自分が立っている」とお話されたことだった。
正直このお話を聞いたとき、「いつも」というのは少々厳しい表現だなあと思った。けれど自身のこれまでの人生を冷静に振り返ると、見舞われたトラブルにはいくつかのパターンしかないことにも気付かされた。同じ失敗は二度と繰り返していない。どんどん成長しているんだ。どこかでそう思っていた自分が否定されるようで、正直目を背けたくなった。けれど逆にいえば、自分がいつもハマるパターンを心に刻み込んでおけば、その後の人生は全く違うものになってくるのではないか。
そこでTo Beリストである。現在手元にあるリストを見渡すとそこに並ぶのは30以上の言葉。たとえば北川先生から頂いた言葉だけでも、「利より信を選べ」「迷ったら天の目を意識する」「拡大より充実」「感謝は返謝で完成する」「動機の純粋性」「それはイベントか神事か」とリストにある。
並んだ文字面だけを眺めると、ぼくをストイックに思う人もいるかもしれないが、むしろその逆である。これらの言葉をリストに加えているということは、そもそもその逆の行動をとって、これまで幾多の失敗を重ねてきたということ。だからこの言葉たちを1日の始まりと終わりに反芻することで、同じ過ちを二度と繰り返さないことを目指す「愚者のせめてもの抵抗」なのだ。もちろん愚者ゆえに、すぐに身につくわけじゃない。
けれど、昨年末からこのリストを使い始め、適宜アップデートしていくことで明らかにトラブルが減りつつあるのも事実。To Do リストや将来の目標や夢を書いたリストも大事だけど、僕の場合どうしてもそれだけだと「自分自分」になってしまいがち。その点、To Beリストだと同じ自分目線でも、ひとつひとつの項目を達成しようとすると、必ず他者を思いやったり、自分を律したりせざるを得なくなってくるので本当にありがたい。
そんなTo beリストだが、ぼくは必ず紙(元データはiPhoneメモで作成)に出力している。毎日手元に置いておく。デジタルだと目に付かないからだ。さらに毎朝メモ帳に書き出すその日のTo Doリストの最上部に当日最も大切にしたいテーマをTo Beリストから転記する。
たとえばミーティング予定があるなら「自分の話はさておき相手の話と思いを心から聞く」を大元のTo Beリストからピックアップする。そんなことをぼくは毎日毎日繰り返す。さらに、金曜日には1週間を振り返り、To Beリストを更新する。ひとくちに「更新」といっても、何かを追加するだけではなく、すでにある項目の表現を少し変える微調整も含まれる。細かいことだが、たった数文字表現を変えるだけで心への刻まれ具合が浅くも深くもなるから人間は不思議だ。
元来ものぐさなぼくだけに、忙しい朝や疲れた夜は正直見返すのもしんどいときは少なくない。けれど、たった1回でもサボると途端にトラブルの火種が見え隠れし出すからすぐに再開せざるを得ない(苦笑)。
3日3週間3か月。習慣化には3にまつわる(もしくは倍数?)期間が必要と言われるが、残念ながら9カ月たった今も、サボる日はある。でも、考えてみれば41年の人生の大半を自由気ままに生きていたのだから、すぐに身につくはずもない(笑)けれど、リストを書き出し、見返し、更新し続ける効果は間違いない。
そういえば、この番組で最近ご一緒している成田儀則さんが先日の収録で「価値観リスト」を作成し、毎日見返していると話していた。詳しくうかがってみると、価値観=まさにTo Beだった。学校に行けない子どもたちから、オリンピック選手をはじめとするアスリートや企業経営者にいたるまで、20年にわたってメンタルのケアを行ってきた心のプロフェッショナルをしてそうしているのだから、僕がやらない理由がない。
この先もサボる日はままあるだろうけれど、それでもやらないよりは絶対やった方がいい。焦らず地味に地道にコツコツと続けていきたいと思います(了)
02 「どう生きていけばいいのか『無理ゲー社会』を語る」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈88〉
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。
今回は話題の「あの本」にフォーカス。
この社会は本当に「無理ゲー」なのか?
知能・収入・恋愛・セックス
全ての格差が生まれつきだとすると
どう生きればいいのか
今回は少し暗いけれど
真剣に日本の今を考えます(石田衣良さん談)
▶番組の全編視聴方法
①YouTubeメンバーシップ
②ニコニコ動画
③オーディオブック
④Kindle
04「『人生は思い通り』の深意とは」成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈9〉
学校に行けない子どもたちからオリンピック選手をはじめとするアスリート、企業経営者・マネージャー・新入社員……メンタルサポーターとして20年間にわたり講演・研修を行ってきた成田儀則さんが、いまと未来を変える人生哲学の話をお届けする新番組がスタートしました。聞き手とプロデュースは僕、早川洋平がつとめます。
第9回は「『人生は自分が思う通りに展開している』について詳しく教えてください」というリスナーからのご質問をピックアップ。
・「無計画は、失敗を計画することなり」 「これならいける!」という計画を作ることが大切
・「感謝」からの想いが大切
・「他人に依存」するのではなく、「自分に依存」する
など、成田さんがていねいに解説してくれました。
03「純粋な努力」北川八郎『人生を変える出会い』〈244〉
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
▼音声プログラム「瞑想の基本と実践」
http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
最後までこのニュースレターをお読み頂きありがとうございました。今週もみなさんにとってアップデートとインスピレーションにあふれた日々となりますように。
早川洋平
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