会員制インタビューマガジン『Life Update Unlimited』では、配信中の全インタビュー音声をiOS/Android端末のPodcastアプリで聴けるようになりました。KENZOの創業者の故・髙田賢三さんや小説家の角田光代さん、ジャパネットたかたの創業者髙田明さんら各界のトップランナーのインスパイラブルなインタビューをお気に入りのポッドキャスト番組のようにダウンロードしてスマホでいつでもどこでもお楽しみいただけます。
■Life Update Unlimited
https://bit.ly/2ypyaIu
今号の目次
01 『僕の日課(前編)』早川洋平エッセイ〈07〉
02 「【人生相談】50万円を使わなくてもあなたの人生は変えられる!」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈69〉
03 「心のシミ」北川八郎『人生を変える出会い』〈226〉
『Life Update Unlimited』最新対談
【ポスト・プライバシーに直面する世界で「私」らしく生きるには】武邑光裕さん(メディア美学者)
プライバシー保護の重要性を訴えるいっぽうで、利便性やつながりを求めてGoogleやFacebookなどに代表されるプラットフォーマーにデータを提供し続けるわたしたち。もはや「わたし」はわたしだけでのものではなく、「プライバシー」という考え方自体が21世紀にはなくなってしまうのか。
パンデミックを押さえ込むという大義のもと「ポスト・プライバシー(脱プライバシー)」の流れは留まることを知らず、むしろ加速しているようにさえ感じる2021年。激動かつ先が見えないこの時代に、わたしたちひとり一人が「わたし」を保っていくためには、まず何を知り、考え始めるべきなのか。
『さよなら、インターネット』で「GDPR(EU一般データ保護規則)」の深層に迫り、『ベルリン・都市・未来』では、シリコンバレーとは全く異なるベルリンのデジタルビジネスシーンを描いたメディア美学者の武邑光裕さん。
この世界の先にあるのは、果たしてユートピアかディストピアか。
最新刊『プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明 』を著し、ベルリンから一時帰国していた武邑さんにお話をうかがった。
キーワードは、「選択的開示」。
■【ポスト・プライバシーに直面する世界で「わたし」らしく生きるには?】武邑光裕さん(メディア美学者)対談全編
https://life-upd.com/archives/6306
あなたの創造力を刺激する!? ここでしか聞けないプロ作家石田衣良の公開生トーク【5/26(水) 20時〜】
小説家の石田衣良さん、武井ひろなさんと3人で毎週お届けしている『大人の放課後ラジオ』。今回の公開ライブは、完全フリートークスペシャル!!
ラジオの深夜放送の一番面白いのって実は冒頭のフリートークじゃない?
みんなが勝手に最近何をしたとか、こういう面白いことがあったとか自由気ままにしゃべりまくる。
オトラジも意外に(?)毎回しっかりテーマ決めてガッツリ準備しているけど、たまにはやってみない?
衣良さんのそんなつぶやきから今回の収録が決まりました。
全員が何の準備もせずにゆるゆるでのぞむ完全フリートーク。
どんな話が飛び出すかは当日にならないとだれもわかりませんが(笑)ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。
収録後は恒例【完全オフレコ】Q&Aタイム!
「音声のみ」「チャットのみ」でもご参加いただけます。
ご参加をお待ちしています!
《当日18時まで申込OKです》ご参加をお待ちしております!
【日時】5月26日(水)20:00〜22:00
【会場】オンライン開催(アプリ「ZOOM」より配信)
【参加費】1,500円(税込み)
【詳細・申込】https://pro.form-mailer.jp/lp/71105fb2224022
01 エッセイ〈07〉
リスボン港での1枚。今思えばパンデミック直前のタイミングだった=2020年2月撮影
『僕の日課(前編)』 早川洋平
レイキャービク、ロンドン、リスボン、ザグレブ、ドブロブニク、ブルックリン、ポートランド、ロラン島、バイロンベイ、サンセバスチャン、イビサ島……この7〜8年、何かに取り憑かれたかのように海外に足を運んできた。訪れた都市は50を下らないと思う。それだけにコロナショックは大きい。
四十代に入ってなお日本社会にうまくなじめない自分にとって、「母国語を使うことも聴くこともない」異国に定期的に身を置くことがいかに癒しやバランスを取る時間になっていたか──東京に一時滞在する2人の外国人を描いたソフィア・コッポラの映画『ロスト・イン・トランスレーション』を見て思い出した。僕にとって、海外はある種の日本からの現実逃避だったのだと今では思う。
だが、かつて(2012年までの)僕が実際に逃避していたのは、むしろ海外だった。重度の飛行機恐怖症だったからだ。東京ー北海道の片道約1時間のフライトで、(冗談ではなく)死を覚悟していた。フライト前には「ああ、神様」と祈り、フライト中は何も手に付かずにただ深呼吸(手にはイヤな汗がじっとり)、着陸後には「機長、あなたに直接お礼が言いたい!」という感じ。僕にとって飛行機は「基本的に落ちるはず」と信じて疑わないものだった。そんな僕が「俺は世界に出る!」と言っても、まわりの人間には狂言にうつったに違いない。
僕はずっと「世界」に対してコンプレックスを持っていた。原因はプロサッカー選手になれなかったこと。少年時代の夢は2002年のW杯に日本代表として出場し、その後欧州でプレーすることだった。
以来20年近く、僕は「世界に出る」という意味では不完全燃焼のままだったのだ。
そんな自分に新たな「世界」を見せてくれたのがインタビューだった。たくさんの縁に恵まれ、日本で何百人という魅力的な人に会っていくなかで思った。あれ、ひょっとしたらこのまま「会う」ことを続けていけば、いつか世界をフィールドにインタビューできるのでは? 何の根拠も自信もないのにそう思ってしまったのだ。大いなる勘違いとは怖いもので、僕はその時から「世界へ出たい」欲求を抑えきれなくなる。
だが、そこに立ちはだかったのが飛行機恐怖症だった。事の発端は、2001年の同時多発テロだった。当時は大学生。世界貿易センタービルに旅客機が突っ込むあの映像を見た数日後、僕はタイに貧乏旅行に行くことになっていた。それ以前のフライト歴は高校の修学旅行で行った韓国のみ(当時は全く怖くなかった)。
もともと超がつくほど心配性の僕は、セキュリティチェックをちゃんとしてくれよと、成田で真剣に祈っていたことを覚えている。そして搭乗した飛行機。不運にも、悪天候でバンコクまでの5時間半、最初から最後まで乱気流! 客室乗務員はほぼずっとベルト着用しっぱなし、という状況だった。そしてバンコクからの帰りもお決まり?の悪天候。激しい揺れとともに東京の上空を2時間旋回するという恐怖を味わった。
トラウマとは怖いもので、僕にとってはこれが「フライトのスタンダード」となってしまった。それゆえそれ以来、飛行機をずっと避け続けてきたのだった。たとえば横浜から広島へ行く時も「飛行機の方が安いよ!楽だし」と周囲から言われても、「新幹線の方が移動時間は長いけど、行きも帰りも中心地のターミナル駅に直結。飛行機は羽田まで電車で出なきゃいけないし、広島についてからも空港から市街地までは離れている。だから、トータルの時間や楽さは新幹線に軍配」と得意げに言っていた。が、本当はたんに怖かっただけである。
ああ、このまま「世界進出」は、妄想で終わってしまうのか……なんとかして世界に出たいけれど飛行機には乗りたくない。という乗り越えがたい壁を乗り越えようともがいた。
まず思いついたのは、そもそも飛行機に乗らないこと(笑)。そう、船と陸路で行くことである。かつてサッカーのオランダ代表にベルカンプというスタープレイヤーがいたが、彼も超がつくほどの飛行機嫌い。欧州内の試合や遠征もすべて自分だけは、陸路で行き来していたという。
だから「俺も」と思った。だが、まずは船で韓国や中国に入って、そこから鉄道で、バスで、というのはあまりに非効率だ。たっぷり時間があるバックパッカーが、一生に何度かトライするくらいならいいかもしれないが、年に何回もとなるとさすがにあり得ない(当時は毎月世界各国でインタビューを企てていた。その後実際に『コスモポリタン』というインタビューマガジンを創刊)。
それにスターでも何でもない僕が、毎回陸路を通っているの姿を想像するとどうしようもなくダサかった。それに年中そんなことをしていたら、間違いなく日本に戻ってきて別の仕事をしたり、遊んだりする時間はない。シンプルだがあたりまえのことに気付く。ということで、ボツ。
次は、飛行機恐怖症の人のための本を読むこと。数少ないが、翻訳書から日本人が書いたものまでこの手の本がアマゾンで見つかった。どれどれ……飛行機が落ちる可能性は数十万分の一、自動車事故より可能性が低い……そんな確率論があったが、これは残念ながら全く解決策にならなかった。心配性の僕にとっては、何十万分の一の一が今日この日に起こるのでは?と思ってしまうからだ。本には呼吸法や瞑想、何かに没頭してみるなどさまざまなアドバイスが書かれていたが、残念ながら僕にはまるで効果がなかった。ボツ。
かくなる上は神頼み、ならぬスピリチュアル頼み。インタビューの仕事をしているとありがたいのは、ほんとうに様々な業界のトップランナーにお目にかかれること。そのご縁で、ある前世療法のヒーラーをご紹介いただいた。正直、受けることに戸惑ったが、背に腹はかえられない。僕は飛び込んだ。その結果……僕は、前世では特攻隊だったらしい。
その方いわく「当時の記憶がそのまま今世にも残っていて『飛行機は落ちるもの』という観念が固定されてしまっている」と。「特攻隊ってかなり最近過ぎる前世だな」と思いつつ、妙に腑に落ちる部分もあった。でも、いったいどうすればいいのだろう……最後にもらったアドバイスはこうだった。
(次回後編へ続きます)
コロナ禍の「今」、なぜ「会う力」が必要なのか。お話しさせていただきました。全編公開中です。
【目次】
・なぜ「会う」ことが必要なのか?
・読書や講演会では得られない「会う」の2つの価値
・インタビューは「すべての人の日常にある」!?
・なぜ外出が制限中の【いま】会う力が必要なのか?
・「会う力」で人生が変わる3つのポイント
・「聞く力」には技術よりもはるかに大切な2つのことがある
・「会う力」は、特にどんな人や仕事に必要?
・無名で何の実績も看板もない一般の人間でもトップランナーに会えるの?
・「会う力」を構成する8つの力について(リサーチ力、メモ力、アポ取り力、段取力、質問力、現場力、縁紡力、メディア力)
02 【人生相談】50万円を使わなくてもあなたの人生は変えられる!」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈69〉
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。
「ヒット企画のタネは誰の中にも一つはある。大切なのは時代の風を読んだうえでいかに自分の色を鮮やかに出すか」と語る衣良さん。今回は、僕たちの中に眠っている「ヒットメーカーを起こす」ための秘訣をたっぷりと語ってもらいました。
▼『大人の放課後ラジオ』マガジン版第3号リリースしました
活字版の読む「オトラジ」第3号ができました。リラックスが成功への鍵? 脱力して生きて結果を出すマインドセットから話題のベストセラー『スマホ脳』やコロナワクチンの真実、それに恒例の人生相談スペシャルまで、のんびり熱く作家・石田衣良さん、武井ひろなさん、早川洋平が語ります。3人の書きおろしエッセイ付き。
【目次】
「脱力」して生きるコツ
『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』
『スマホ脳』デジタルデトックスの新提案
『説教彼/事実婚/遠距離』白熱の恋愛相談SP
恋と仕事と社会のQ&A「『頭が良い』とはどういうことか?」ほか
書き下ろしエッセイ『図書館の少年』 石田衣良
書き下ろしエッセイ『オトラジ裏話 その3』武井ひろな
書き下ろしエッセイ『OPEN』早川洋平
『脱力して生きるコツ』(大人の放課後ラジオ2021年4月号)
税込み¥380(Kindle Unlimitedは無料です!)
https://j.mp/3tpLPXz
03 「心のシミ」北川八郎『人生を変える出会い』〈226〉
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
第226回は「心のシミ」と「洗濯」について北川さんが説きます。
▼北川八郎音声プログラム「瞑想の基本と実践」
http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
▼「人生を変える出会い」Kindle版(電子書籍)第2弾をリリースしました
これまで番組でお届けしてきた200回配信を超えるエピソードの中から、これからの時代を生きるヒントとなる回をピックアップ。
第2弾タイトルは「節目に読みたい言葉」。 今回は「節目に読みたい言葉」「何かに挑戦するあなたへ」「人生を豊かにする光とエネルギー」の3テーマに分けてお届けします。
新年度が始まり新しい環境に移るこの時期にあらためて思い返したい「北川八郎の言葉」を集めました。 音声でゆっくり聴く時間がない時でも、忘れずに覚えておきたいたくさんの気づきをもう一度振り返る機会にご活用ください。
税込み¥500(Kindle Unlimitedは無料です!)
https://j.mp/3jPQ1fn
第1弾はこちらから
5分筋トレ「BODY UPDATE」プログラムをつくりました
「自宅」「器具なし」「音楽のテンポにあわせる(BPM)」「無理せず続く強度」のトレーニングを「5分」で……そんなワガママな思いに応えてくれたぼくのパーソナルトレーナーKENTA先生のお力添えにより、このトレーニング「BODY UPDATE」は生まれました。
ぼく自身この筋トレを8カ月以上継続してきましたが、心身共に非常に良い状態をキープできていることを実感しています。
1日5分、無理せず楽しく自宅で心身をさらにアップデートしたい─そんな方の役に立てたら幸いです!
(全編無料)BODY UPDATE 全プログラム/Q&A再生リストはこちら
↓下記の動画は「10分間」で「全身」を鍛える特別版となります。
最後までこのニュースレターをお読み頂きありがとうございました。今週もみなさんにとってアップデートとインスピレーションにあふれた日々となりますように。
早川洋平
バックナンバー
https://yoheihayakawa.substack.com/
Webサイト
yohei-hayakawa.com
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