今号の目次
01 『ゼロ問答』早川洋平エッセイ〈15〉
02 「世界最高レベルのJホラーを総力解説!」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈86〉
03 「聖者の生き方」北川八郎『人生を変える出会い』〈243〉
04 「体が固まると心も固くなる」成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈7〉
【質問募集!】ベストセラー『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』著者・峰宗太郎さんに取材します
昨年末に発売されベストセラーになった『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』。著者でウイルス免疫学が専門、米国国立研究機関で研究員を務める峰宗太郎さん(医師)にインタビューさせて頂くことになりました。
「新型コロナやワクチンに関する最新情報」や「一般市民が医療情報リテラシーを高めるには」についてうかがいつつ、【新型コロナウイルス「いま分かっている確かなこと」】について迫りたいと思います。
インタビューは10月にYouTubeとPodcastで【全編無料公開】します。
ついては峰さんへのご質問を募集中です!どなたでもご質問いただけますのでどしどしご応募お待ちしています!
【〆切】2021年9月8日(水)
【質問フォーム】https://pro.form-mailer.jp/fms/eab62101235144
【公開予定メディア(10月公開)】
■YouTube
■Apple Podcast
■Spotify
■Amazon music
戦争中の暮しの記録 │ QR CAFE Vol.2 │ 9/24(金)開催
「質問と読書で、人生を変える」をコンセプトにぼくがお届けするオンラインイベント「QR CAFE」。
第2回を9月24日(金)19時〜オンラインで開催します!
http://life-upd.com/cafe/pg3857904.html
Question&Reading Cafe(QR CAFE)では、リラックスした雰囲気のもと、【各参加者おすすめの一冊】と【早川が選ぶ一冊】にフォーカス。
「なぜこの本を選んだのですか?」「この本のどんな部分が心にしみましたか?」「著者に会えたら聞いてみたいことはありますか?」など、早川が質問(インタビュー)形式で本のエッセンスとあなたの思いを引き出すので人前で話すのが苦手な人も心配いりません。
もちろん参加者ご自身が別の参加者の方に質問することもウェルカムです。
質問は、質問する人にとっては「良質のインプット」を得、「質問力」も養うチャンス。答える人にとっては自分ではたどり着けない気付き・答え・学びを得るチャンス。
読書は、著者の叡智を自分にインストールするかけがえのない機会。なりたい自分を実現するためのインスピレーションが散りばめられた宝物。
質問と読書を通して、国内外の仲間たちとゆったりと時を過ごしながら、少しずつ人生を豊かにしていく──「QR CAFE」をそんな場にしていけたらと思っています。
今回ぼくがセレクトしたのは『戦争中の暮しの記録』(暮しの手帖社)。一冊まるごとを戦争中の暮らしの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。
戦時下を生きた「市井」の人々は、何を考え、何を食べ、何を着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀を経て、あの「戦争」を今に伝える不朽のロングセラーにフォーカスします。
読書会でも勉強会でもない、インスピレーションとリラクゼーションにあふれた空間でみなさまとお目にかかれることを楽しみにしています!
▼QR CAFE Vol.2詳細はこちら
http://life-upd.com/cafe/pg3857904.html
01 エッセイ〈15〉
横尾忠則さん(美術家)。ぼくの人生のなかで最も思い出深いインタビューと言えるかもしれない(2018年撮影)
『ゼロ問答』 早川洋平
自営していると常に隣り合わせになるのが「食べていくこと」。何しろ自分の思考・行動が「明日」からのスタッフや自分の家族の人生に直結してくるのだから、頭から離れようがない。そんな背景からだろうか。いつしかこう思うようになった。
トップランナーたちは「食べていくこと」に不安を感じたことはないのだろうか。今は安泰だとしても「これから」に不安はないのだろうか。そんな思いから生まれたのがこの質問だ。
明日起きたら、すべてがゼロになっていたらどうしますか?
知名度も実績も顧客も財産も人脈もない状態。彼らなら何を思いどんな行動をとるのだろう。この3年、多くの人にこの質問を投げかけてきた。特に印象に残っているのは次の二人との問答だ。
一人目は坂之上洋子さん(経営ストラテジスト)。米国の大学を卒業後、デザイナーとして数々の賞を受賞し、米国のIT企業の副社長を経て独立、Newsweek誌の「世界が認めた日本女性100人」の一人にも選ばれた。彼女の答えはこうだった。
坂之上 別に、大丈夫(笑)。普通にコンビニに働きに行くと思います。働くことは決めているので。
早川:なぜですか?
坂之上:働くことは自分にとってほんとうに大事なことだからです。私、もともとはデザイナーで、仕事を変え続けて今にいたるのです。
早川 キャリアが変わることで自分と環境を更新できることを体感しているのですね。そうすると、10年後はまた職業が違うかもしれませんね。
坂之上 「次、何やろう?」っていうのは、すごく考えていますよ。ありがたいことに今は経営ストラテジストとしてMAXに仕事ができています。でも今がMAXということは、次は下がるじゃないですか。アスリートと同じで、年を取ったらついていけない部分もあるかもしれません。だからゼロになって次にいくということは常に考えています。
早川:「お仕事がMAXでうまくいっている」理由についてどう考えていますか?
坂之上:いろんなことをしてきたからでしょうか。これまで複数の職種を経験して、海外のいたるところで、誰よりもたくさんの会社を見てきました。一つの会社にいたら見えないことってあるじゃないですか。でも多くの会社に入っていたので、その積み重ねかもしれないですよね。
二人目は横尾忠則さん(美術家)。
早川 朝起きたら実績や知名度はもちろん、絵も描けなくなっていたらどうしますか?
横尾:最高だよね。それを求めているわけ。アホになるというのは、そういうことだと思う。絵が描けることよりも、描けなくなることのほうが大事なんですよ。そういう状態で、初めての絵を描いてみたい。初心ってそういうものだと思うんですよ。だから明日の朝起きて、絵を描くのを忘れてしまっていたら、最高ですよね。寝て、起きても家を描くことを覚えているのは、まだダメなんです。
早川 ある意味、理想の状態ってことですね。
横尾 その状態が、今自分にとって一番良い状態です。毎日新聞を広げるような生き方はしんどいですよ。一紙読んでいてもダメだから、二紙、三紙とって、スポーツ紙まで目を通して、世の中のことを全て知らなきゃ気がすまないっていう生き方はしんどいですね。
キャリアの全く違う二人の異なる答え。でも、共通するのはいつでも「ゼロになる」ことを考えていること。そしてそれをポジティブにとらえ実際に自らゼロの状態をつくってきたこと。逆説的だが、いつでも自分をゼロにすることで、ひとつずつキャリアや人生を積み上げてきている点も見逃せない。
ゼロどころかマイナスだらけからスタートしたぼくの起業家人生。それでも12年も続けてくると、日々どこかで「守り」に入っている自分はいないだろうか。トップランナーと日々「ゼロ問答」を繰り返しているとそんなことを考えさせられる。
安定を求めるあまり、面白いものがつくれなくなったらクリエイターとして本末転倒だ。そのパラドックスにハマらないためにも、いつでもゼロになれる自分でいたい。思考も行動も(了)
02 「世界最高レベルのJホラーを総力解説!」石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈86〉
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。
今回は夏の王道「ホラー小説」大特集!
「世界最高レベルにある」と衣良さんが語るジャパニーズホラーのオススメ作家&作品を総力解説します。 夏の終わりに身も心も震える 最高のホラー小説をどうぞ!
▶番組の全編視聴方法
①YouTubeメンバーシップ
②ニコニコ動画
③オーディオブック
④Kindle
03「聖者の生き方」北川八郎『人生を変える出会い』〈243〉
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
今回は北川先生が最近読んだ本について。お話をうかがいます。
▼音声プログラム「瞑想の基本と実践」
http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
04「体が固まると心も固くなる」成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈7〉
学校に行けない子どもたちからオリンピック選手をはじめとするアスリート、企業経営者・マネージャー・新入社員……メンタルサポーターとして20年間にわたり講演・研修を行ってきた成田儀則さんが、いまと未来を変える人生哲学の話をお届けする新番組がスタートしました。聞き手とプロデュースは僕、早川洋平がつとめます。
第5回は「フォーカス」の重要性について。「人生で一番大切なものは『理想像』」と断言する成田さん。その真意に早川が迫ります。
全編YouTubeで公開中
「会えない時代に『会う力』が必要な理由」
なぜ「今」「会う力」が必要なのか。お話しさせていただきました。全編YouTubeで公開中です。
【目次】
・なぜ「会う」ことが必要なのか?
・読書や講演会では得られない「会う」の2つの価値
・インタビューは「すべての人の日常にある」!?
・なぜ外出が制限中の【いま】会う力が必要なのか?
・「会う力」で人生が変わる3つのポイント
・「聞く力」には技術よりもはるかに大切な2つのことがある
・「会う力」は、特にどんな人や仕事に必要?
・無名で何の実績も看板もない一般の人間でもトップランナーに会えるの?
・「会う力」を構成する8つの力について(リサーチ力、メモ力、アポ取り力、段取力、質問力、現場力、縁紡力、メディア力)
最後までこのニュースレターをお読み頂きありがとうございました。今週もみなさんにとってアップデートとインスピレーションにあふれた日々となりますように。
早川洋平
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