■PRESENT
「未来をつくる変わり者の哲学」(無料記事)
ケヴィン・ケリーさん(『WIRED』創刊編集長/思想家/作家)×早川洋平特別対談
https://tinyurl.com/2dfwh4p5
人生を変える「人と世界」に出会う3つのレッスン(無料動画)
人付き合いが苦手な僕が、インタビューの道に踏み出して20年──
そのなかで見出した「人生を変える出会いの技術」を、3つのレッスンにまとめました。特別な準備や人脈は不要。
今いる場所から、静かに、でも確実に未来を動かすためのヒントをお届けします。https://yohei-hayakawa.com/flap
■NEWS|早川洋平と、1対1で話せる無料の相談会を開催します
書籍『会う力』を読んで、「もっと自分らしく、人とつながり、人生を動かしていきたい」と感じた方へ。
そんな想いを“行動に変える”半年間の実践講座──
それが、**「会う力養成講座」**です。
この講座では、僕自身が20年かけて培ってきた
「会いに行く技術とマインド」のすべてを、丁寧にお伝えしています。
……とはいえ、
「ちょっと気になってはいるけれど、本当に自分に合っているのか分からない」
「受講するほどじゃないけれど、もう少し話を聞いてみたい」
そんな気持ちを持ったまま、立ち止まっている方へ──
今回は、**早川洋平本人が1対1でお話を伺う《無料個別相談会(Zoom)》**を、トライアル開催することにしました。
1枠20分。完全予約制・各枠1名限定。
説明を一方的に聞く時間ではなく、あなたの不安や疑問を、そのままご相談いただける時間です。
Zoomで1対1。リラックスした雰囲気の中で、講座のこと、あなた自身のこれからのこと、気になっていることを一緒に整理できればと思っています。
「会う力」という言葉が少しでも気になった方は、ぜひ気軽にご活用ください。
※今回限りのトライアル開催です。次回の予定は未定です。
🗓 開催日時(2025年)
【7月5日(土)】
・9:30〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/845460c5335990
・10:00〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/8e71fae2336011
・10:30〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/c3ff93d4336012
【7月8日(火)】
・16:00〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/1d32f311336013
・16:30〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/2eb9eb14336014
・17:00〜 https://pro.form-mailer.jp/fms/03b617ad336015
▶「会う力養成講座」の詳細を見る
https://rebrand.ly/auchikara
■ESSAY 魂のふるさと
僕にとっての「第二の故郷」は、まちがいなく広島だ。
就職した最初の土地でもあり、妻の地元でもある。でも、それだけじゃない。もっと深いところで、自分の魂が帰りたがっている場所。それが、広島。
そもそも僕の実家は横浜。父は鎌倉、母は東京の生まれ。いわゆる「田舎」がない家系で育った僕にとって、「夏休みに帰るふるさと」のある人たちは、いつもちょっとうらやましかった。おばあちゃんやおじいちゃんに会いに行くって、どんな感じなんだろうって。だから、「ふるさと」と呼べる場所があるって、僕にとっては憧れだった。
そんな広島に、先週末、3日間だけ帰ってきた。今回は完全にプライベート。コロナ禍をのぞけば、2〜3年に1度は広島に戻っていたけれど、たいてい仕事だった。だから「ふるさとに帰ってきたなぁ」という実感はあまりなかった。
でも今回はちがった。ただ広島の空気を吸いに行った。誰にも会わなくてもよかった。でも、会いたい人もいた。どっちでもよかった。ただ、そこに「いるだけ」で満たされる感じ。それって何だろう。答えは簡単で、「魂がよろこんでいる」からだった。
スピリチュアルな話をするつもりはないけど、どう言えばいいかわからない。左脳で分析してみると、理由は大きく6つある。
① わずらわしくない
広島も100万都市。でも、東京や横浜とは空気感がちがう。インバウンドも多いし人もいるけれど、なぜか「静か」なのだ。そして何より、自分の日常の人間関係が一切持ち込まれないのがいい。広島にいると、もうひとりの自分に戻れる気がする。
② 何でもある
広島の中心部は再開発が進み、東京にあるようなお店もたくさんある。駅前には大型商業施設が並び、ロフトやビームスもある。だけど、本通りには「昔ながらの広島」も残っている。この両方があるって、すごい。しかも、海も山も近くて、自然が身近にある。僕が以前住んでいた安佐南区は山に囲まれた絶景の街だった。市内でアクセスも抜群なのに、家からは山の稜線が毎日見えた。
③ コスパがいい
物価は上がってきているとはいえ、東京に比べればまだまだ暮らしやすい。並木通りのようなおしゃれエリアでも、レストランでの食事は2〜3割安く感じる。家賃や物価が下がるだけで、人生の幸福度ってぐっと上がる気がする。
④ 人が最高
これは主観かもしれない。でも、僕にとっては大事なこと。妻はもちろん、最初に拾ってくれた中国新聞の上司や先輩たち、2度目の移住で出会った友人たち。そして、LIFEUPDATEでも対談したカミガキヒロフミさん(イラストレーター)。十数年前から親しくさせていただいていて、今回も彼の会社を訪ねて深夜まで語り合った。朝型で人付き合いの苦手な僕にしては、奇跡的なことだ。
ちなみに、彼の『迷路探偵ピエール』シリーズは、世界累計で100万部を突破している。まもなく最新作も発売予定!広島から、世界へ。そんな背中を見せてくれる「アニキ」がいることが、何よりもうれしい。
⑤ 食が最高
お好み焼きとカキ。どちらも広島の名物だけど、僕は就職前からこの2品が大好物だった。就職が決まったときは「これから毎日食べられる!」とひそかに喜んだ。実際はそんなに頻繁に食べなかったけれど(笑)。今回訪れたグラタンの老舗『リゾート』も最高だった。クラブキング、そして追いスパイス、忘れられない味だった。
⑥ ゆるい
空気がゆるい。人もゆるい。飯もうまい。これだけで幸せになれる。全体的に「せかせかしていない」。横浜や東京ではなかなか感じられない時間の流れ。個人的には、ポルトガル(リスボンやポルト)と近い感覚。海が近くて、食べ物がうまくて、ゆるい街。
特別な地、広島
僕は、広島で「戦争体験者の肉声を集める」プロジェクトをはじめた。2013年のこと。新聞記者として最初に働いた場所でもあり、世界で初めて原爆が投下された地でもある。退社後もずっと「戦争」というキーワードは、心に引っかかり続けていた。今年は戦後80年。久々に、お二人の戦争体験者にお話をうかがう予定だ。
それにしても、街の変化は目まぐるしい。いま、広島駅周辺は驚くほど変わっていた。再開発が進み、「ekie」「ミナモア」などの新しい商業施設が立ち並び、駅ビル内にあるビアスタンド「重富」は平日でも人で溢れている。そこで昔の同期と再会し、飲めないのに(飲めないから)“泡だけのビール”を頼んで笑われたのも、ひとつの愛おしい記憶。
ekieの隣には、「エディオン蔦屋家電」もあった。書店と家電が融合した空間は、ちょっと未来的で、ちょっと居心地がいい。最新の炊飯器やコーヒーメーカーの隣に、選び抜かれた本が並び、ソファでは誰かが静かにページをめくっている。家電量販店の喧騒とはまったく違う。そこには、広島らしい“余白”があった。
駅から少し歩けば、かつての球場跡地にできた「ひろしまゲートパーク」がある。木造の店舗が並ぶ並木道のような空間で、中央の大屋根では市民が自由にイベントを開ける。吹き抜けの木の建物では、高校生がダンスをしていたり、小学生が太鼓を叩いていたり、あぁ、こういう場所をつくれる都市は強いなと、思わず唸った。
そして、ピースウイング──Jリーグ・サンフレッチェ広島の新スタジアムが、ちょうどその先にある。土曜日だったので、一部が開放されていて、スタンド下まで降りられた。スタジアムのすぐ近くに、緑の広場と街の人の生活がある。これも、すばらしい都市設計だと思った。
「おりづるタワー」にも初めて登った。
かつては「隣が平和公園なのに入場料を取るなんて」と批判もあったそうだけれど、僕はむしろ、こんな場所がある広島を誇りに思った。屋上展望台「ひろしまの丘」はもちろん、一段下の屋内フロアからの眺めも素晴らしく、らせん階段を降りながらのウォールアートも圧巻。アートと祈りと遊び心が融合していて、「観光地」ではなく「願いの場」になっていた。
でも、僕にとって広島は単なる「第二のふるさと」ではない。
住むことになったのも、離れることになったのも、どちらも偶然だった。
最初は、2003〜2004年。マスコミ就活全滅の末、最後に拾ってくれたのが中国新聞だった。でも入社後まもなく心身を壊して退社。横浜に戻った後も、僕は転職を重ねた。広島の記憶はモノクロになった。
そして2012〜2014年、二度目の移住。子どもが小さく、震災後の首都圏に不安があった。安佐南区に住み、理想的な二拠点生活をしていた。広島の景色はいつのまにかカラーになっていた。
そんな理想の生活に突然終止符が打たれた。2014年8月、豪雨災害が僕の住んでいた同区緑井などを襲った。朝起きると砂の匂い、家の前に巨岩、自衛隊ヘリの轟音、テレビには自分の町が映し出されていた。多数の犠牲者や行方不明者を出したあの夏。僕たちは横浜へ帰る苦渋の決断をした。
そして引っ越し当日。すっからかんになった部屋から見たあの山々の稜線。幼稚園を途中退園することになった長女、生まれたばかりの無邪気な長男、泣くまいとした妻と僕は、結局、声を上げて泣いた。今も帰省時に周辺を車で通るたび、山肌の崩壊跡に胸がぎゅっと締めつけられる。
二度の出会いと別れ。
無理やり引き離されるようにして離れた街。だからこそ、僕にとって広島は「魂のふるさと」なんだと思う。七夕にしか会えない織姫と彦星みたいな関係。だけど、そんなふうに年に一度でも会える場所があるって、やっぱり幸せなことだ。
すっかり横浜の暮らしにも馴染んだけれど、いつか、ふたたび……なんてことも、あるかもしれない。
あなたの魂のふるさとは、どこですか?
■BOOK
『会う力』(新潮社)
時代や環境に振り回されず、自分らしく生きる。
そのために大切なのは、「オーダーメイドの自分」をつくることかもしれません。
「会う力」とは、人間関係、お金、健康──人生のあらゆる場面で必要な知恵や能力を、一生涯アップデートしていく力のことです。
だれでも、いつからでも身につけられます。
人生をもっと自由にデザインするために。
この本が最初の一歩になればうれしいです。
https://yohei-hayakawa.com/auchikara.html
■メディア出演
WEBメディア『STUDY HACKER』
早川洋平への全3回のインタビューが掲載されています。
【第1回】「行動を起こせない人」から抜け出す最強メソッド|人と会うことで得られる感性と成功体験
https://studyhacker.net/yohei-hayakawa-interview01
【第2回】一通のメッセージであなたの未来が変わる! 「人に会う」プロが教えるアポ取りの極意
https://studyhacker.net/yohei-hayakawa-interview02
【第3回】「ただの面談」で終わらせない。会いたい人に会ったとき、「なにを聞くか」より大切なこと
https://studyhacker.net/yohei-hayakawa-interview03
■早川洋平レギュラー番組(更新情報)
石田衣良『大人の放課後ラジオ』
第285回「世界で唯一の経済現象“日本型デフレ”の正体」
■タメになる健康エンタメ!『すぽきゃすTV』
第128回【健康寿命が縮まる!?】現代人の“座りすぎ”が危ない理由
■北川八郎『人生を変える出会い』第442回「子供のおねだり」
■PRODUCTS
北川八郎オーディオプログラム
人の声に耳をすませる仕事を20年続けてきた僕が、心から尊敬する人物がいます。
阿蘇の山中で陶芸と農を営みながら、多くの経営者や表現者たちの“魂の相談役”として慕われてきた北川八郎先生。毎週Podcast/YouTubeで配信する『人生を変える出会い』でおなじみの方もいらっしゃるかもしれません。
その北川先生とともに二つのオーディオプログラムを創りました。今この時代にこそ役立つ「心と現実を整える」ための道しるべとなれれば幸いです。
『瞑想の基本と実践』
不安や苦しみを静かに溶かし、心を癒し、穏やかな自分を取り戻すための音声プログラムです。
瞑想の基本から、緑色・ピンク色・金色をテーマにした導入瞑想まで、北川先生の声に導かれて実践でき、癒しや安らぎを超えて「人を癒す力」も感じられるようになります。
https://pro.form-mailer.jp/lp/ce6f5cb8321253
『才能がもたらす平和感』
北川先生の集大成として、ミリオネアメンタリティ・シンクロニシティ・セレンディピティという三つの学びを深められるプログラムです。
不安や焦りから解放され、心の平和と物心両面の豊かさを手に入れるための「生き方の智慧」を、北川先生がお伝えします。
https://pro.form-mailer.jp/lp/e8613bc9321246
■MESSAGE
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
今週は広島からの帰省まもなく、すぽきゃすTVの収録、今後のゲスト候補への事前取材、数少ない起業家の友人とのランチ、そして書籍『会う力』に続く2冊目の準備など慌ただしくも充実した1週間でした。
J-WAVE『ANA WORLD AIR CURRENT』のゲスト(8月2日(土)放送予定)として呼んでくださった葉加瀬太郎さんに、逆にアポを取らせていただき無事に『LIFE UPDATE』に登場いただくことも決まりました。J-WAVEでは、葉加瀬さんがインタビュアーになって、僕に世界の旅の思い出を聴いて下さいましたが、LIFE UPDATEでは反対に、僕が彼の世界の旅の思い出などを伺う予定です。
期せずしてJ-WAVEは前編、LIFEUPDATEでは後編のようなスペシャル対談になりそうですが、どちらも乞うご期待ください!
それでは良い週末を。
早川洋平
【略歴】はやかわ・ようへい/1980年横浜生まれ。プロインタビュアー。中国新聞記者等を経て2008年起業。羽生結弦、よしもとばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビュー。13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。最新刊『会う力』(新潮社)。
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