今号の目次
01『INTERVIEW』〈41〉「焦点は大川小の物語だった」リチャード・ロイド・パリーさん(『津波の霊たち』著者/英『ザ・タイムズ』紙アジア編集長)
02 早川洋平エッセイ〈27〉『僕の標準的1日と音楽プレイリスト』
03 石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈112〉 【小説・漫画向け】キャラクターの作り方|小説家SP第8弾
04 成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈30〉「心に余裕を持つことで人生は豊かにできる」
05 北川八郎『人生を変える出会い』〈269〉「人に出会う旅」
米アカデミー賞ノミネート、村上春樹の原作をPick up|「QR CAFE」3/16(水)開催します!
昨年末までの状況が一転、また人と会いづらい環境になってしまいました。
会えない時代だからこそ、(オンラインにしろオフラインにしろ)「会って何をするか?」がますます大切になってきます。
QR CAFEでは、国内外さまざまな場所に住む人と出会うことができます。
質問と本を通して、人と会うことの価値を体感できる場です。
コロナ禍で人と会えない中、いろんな人の話を聞いてみたい方
プロインタビュアー早川洋平の場の力を体感したい方
早川洋平に直接質問をしてみたい方
ぜひ一度、遊びにきてみてください。
日時:3/16(水)19:00〜21:30(日本時間)
場所:Zoom
お申し込み:https://life-upd.com/cafe/qr08.html
選書:『ドライブ・マイ・カー』(短編集『女のいない男たち』内収録)(村上春樹/文春文庫)
※本書を読まなくてもカフェはご参加頂けますが、事前にお読み頂くとカフェをよりお楽しみ頂けます。
【概略】
今回の選書は、第94回アカデミー賞で
日本映画として初めて作品賞にノミネートされた映画
『ドライブ・マイ・カー』の原作をピックアップする。舞台出演時は車を運転して仕事場まで行く俳優の家福。
だが接触事故を起こし、運転免許停止に。
同時に検査で緑内障の徴候が見つかり、
事務所から運転を止められてしまう。そんななか自動車修理工場の経営者・大場から
運転手として渡利みきを推薦される。
2日後、サーブ900コンバーティブルの助手席に乗り、
彼女に近くを運転してもらった。みさきは翌日から家福の専属運転手となった。
家福は助手席に座っているとき、亡き妻のことをよく考えた。
女優の妻はときおり、彼以外の男と寝ていた。
家福が知る限り、相手は全部で4人だった。首都高の渋滞中、みさきは家福に「どうして友だちとかつくらないんですか?」とたずねる。
「僕が最後に友だちを作ったのは十年近く前のことになる」と答える家福。妻が亡くなって半年後、テレビ局で高槻という
名前の俳優と顔を合わせた。
家福の知る限り、高槻は妻が性的な関係を持った
男たちのリストの末尾に位置していた男だった──
途中参加・退出自由。
早川セレクト本はお読み頂いてもそうでなくても参加頂けますので、みなさん「お気に入りの一冊」とお好みの食べものや飲み物片手にお気軽にご参加ください。
インスピレーションとリラクゼーションにあふれたひとときをお届けします。
<参加者の声>
いつものことながら、同じ材料に対して話される参加者の価値観にふれることで、自分の日常の意識下に潜っている認識に、初めて気づいたり。普段は他者目線を気にして口に出せなかったりすることを、期せずして話せてみたり。頭にあったことをうまくoutputできなかったなあ〜などと思いつつ、また次の回を楽しみにしているので、不思議です。
▼QR CAFE Vol.8詳細はこちら
https://life-upd.com/cafe/qr08.html
01『INTERVIEW』〈41〉「焦点は大川小の物語だった」リチャード・ロイド・パリーさん(『津波の霊たち』著者/英『ザ・タイムズ』紙アジア編集長)
英『ザ・タイムズ』紙アジア編集長および東京支局長のリチャードさんは、1995年に『インディペンデント』紙東京特派員として来日。2002年より『ザ・タイムズ』紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変などを報じてきた。
著書に『In the Time of Madness』『黒い迷宮』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)などがあり、『黒い迷宮』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の「最優秀犯罪実話賞」およびサミュエル・ジョンソン賞の候補作に選ばれている。
今回のインタビューでは、18年ラスボーンズ・フォリオ賞、19年日本記者クラブ賞特別賞を受賞するなど国内外で高い評価を得たノンフィクション『津波の霊たち──3.11死と生の物語──』にフォーカスしてお話をうかがった。
〈公開中〉Talk.1|まず焦点を当てたのは大川小の物語だった
〈3月4日(金)公開〉Talk.2|外国人としての震災取材 ハードルをどう乗り越えたか?
〈3月8日(火)公開〉Talk.3|異国で遭遇した震災とコロナ 二つの災禍を経て思うこと
〈3月11日(金)公開〉Talk.4|3.11で初めて知った 日本人の精神性
▶Spotify(音声/毎週お気に入りの楽曲も流します)
▶Apple Podcast(音声)
▶番組内でこれまでに流した楽曲(プレイリスト)
02 早川洋平エッセイ〈27〉
エースホテルロンドン1回のコワーキングスペース。みなどんなプレイリストで仕事をしていたのだろう。エースホテルといえば個人的にはポートランドの方がアットホームで良かった (2015年筆者撮影)
僕の標準的1日と音楽プレイリスト 早川洋平
起業して14年。つくづく大切だと思うのは、いかに規則正しい生活を送るか。当たり前に聞こえるかもしれないが、通勤も始業時間もない僕にとっては、これがキモとなってくる。良くも悪くも自由だし、誰かに監視されたりすることもない。いわば14年間ずっとリモートワーク状態。
ありがたいことに、体育会系の僕にとって、もともと早起きはそれほど苦にならない。いっぽうで難しいのは、モチベーションの維持。もっとも、起業当初の20代だった自分にとっては(ハングリー精神も手伝って)それほど難しくなかった。しかし、30代も後半に差しかかると、親のことや子どものことをはじめ、公私ともに劇的に忙しくなってくる(これは決して僕だけではないと思うけれど)。
もちろん日々生きていられるだけでも本当にありがたいことなのだが、とはいえ心身共にバタバタした日々が続くと、若い頃のように勢いだけで乗り切れなくなってくるのも事実。そこで年々重要度を増してきているのが、音楽の存在。起床直後の執筆(まさに今)から1日を始める僕にとって、いかに1日を通じて自分の機嫌を取れる音楽をかけられるか(笑)が死活問題なのだ。
というわけで、今回は僕の基本的な1日と音楽を振り返ってみたい。
■AM5:30/執筆
『Break of Dawn』Ananta
文字通り「夜明け」をイメージしたインストゥルメンタル集。少しずつ覚醒を促しつつ、いっぽうで瞑想をしているような感覚も味わえる。それでいてボーッとして何もできなくなるのでもなく、すぐにフロー状態に入れる。まさに起きがけの執筆にはうってつけの1枚。
■AM7:30/朝食
『Relax Edition13』Blank&Jones
執筆後は、以前このコラムで書いた手作りのボーンブロススープをおともに、ドイツ出身デュオの1枚を聴く。久しく足を運べていない海外(特に海沿いで迎える朝)に行きたくなるチルアウト・アルバムだ。
■AM8:30/仕事開始直前
『Just Give in Never Going Home』Hazel English
先の2枚のアルバムでリラックスできたのはいいが、リラックスだけでは乗り切れない仕事も少なからずある(笑)もう一段階ギヤをあげたいときに聴くのがこの一枚。60年代のアメリカンポップを彷彿とさせるレトロなメロディが魅力で、収録曲どれをとってもシングルカットできるクオリティ。どんなに気持ちが落ちていても、のらなくてもたちまち「今日もがんばってみるか」と一歩を踏み出せる魔法のようなアルバム。
■AM9:00/仕事中
基本、この三つのプレイリストをエンドレスでローテーションする。
『lofi hip hop music』
『Deep Focus』
『Classical X』
『lofi~』『Deep~』は数年来のお気に入りだが、最近は『Classical~』が一番人気。クラシック音楽に触発されたジャンルを超えたアーティストたちの楽曲が数十曲。これだけで5時間半あるのでほぼ1日持つことも少なくない。
■PM0:30/昼寝、休憩、読書
『INSCAPE』Alexandra Streliski
これまでも何度か書いてきたが、僕の現時点の人生のベストアルバム。カナダ出身の女性ピアニストの繊細なタッチに物語のような旋律。少し寂しげで孤独を思わせるけど、どこかに暖かいものも感じる。収録曲『Plus tot』の再生回数は優に2000回を超えている。どんな本にも良く合うので読書のおともにもオススメ。
■PM4:00/作業中
『Plays Bach』アンドラーシュ・シフ
この時間になってくるとクリエイティブな仕事はもうできない(笑)なので、メール返信やその他の実務を淡々とこなしていく。そんなときにぴったりなのが、ハンガリーのピアニスト、シフのバッハ曲集。彼の演奏を聴くようになったのは、もともと石田衣良さんの作品内で登場した『パルティータ』がきっかけ。以来、5年来の付き合いになる。本譜に収録されたバッハの曲数はなんと165。実に8時間16分。贅を尽くした1枚だ。
■PM6:00/ランニング
順調に物事が運べばこの時間には仕事を終え、僕の最大の楽しみ、ランニングの時間がやってくる。とはいえ、仕事で読まなければいけない本があるときは、Kindleアプリを起動し、読み上げを聴きながら走る。だが、1時間ずっと聴いていると枯れるので(笑)、残り半分は下記を聴く。
『INTERVIEW プレイリスト』
その名の通り、僕の番組『INTERVIEW』(ミュージック+トーク版/by Spotify)でこれまでに流した楽曲集。完全に僕の好みでセレクトしているので当然のように心地よい(笑)。毎月1回放送されている『村上RADIO』をradikoで聴くのも楽しみのひとつだ。
■PM7:30以降/入浴・夕食・読書・就寝
『wall flower』ダイアナ・クラール
カナダの女性ジャズピアニスト/歌手のカバーアルバム。「デスペラード」「アイム・ノット・イン・ラヴ」「ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー」など往年の名曲をグラミー通算16度受賞のデイヴィッド・フォスターがアレンジ。ひとたび彼女の歌声を聴くだけで瞬く間に心身が完全オフモードになる。毎晩のように聴いているが全く飽きが来ない。正直カバーアルバムというと、どうしてもオリジナルと比べてしまい楽しめないことがほとんどだったが、このアルバムだけは別格。「ジャズボーカルの女王」の名に違わぬ1枚だ。
以上、こうして1日を振り返ると、僕がいかにロックやヒップホップ(ローファイヒップホップは除く)を聴かないかが見えてくる(笑)。これは完全に好みなのだろうけれど、どうやら僕はインストゥルメンタルやチル系、クラシック、ジャズ系しか体にあわないようだ。基本、フロー状態になれるか。インスピレーションがわいてくるか。モチベーションがあがるか。
なんて、かっこいい(?)ことを考えてセレクトしていることは全くないのだが、かなり偏っているのは間違いない。そんな僕が毎日聴いている音楽を聴いてみたい方(ニーズがあるか分からないけれど)は、よかったらそれぞれのリンクからどうぞ(了)
コロナ禍において、人と会う回数が減った方も多いとおもいます。逆にオンラインで人と会うことが増えた方も多いと思います。そろそろ別れと出会いの時期になりました。
新しく学びを始めてみたい
早川洋平の「会う力」を自分の仕事や活動に応用したい
自分でメディアを立ち上げて運営していきたい
など、春は新しい学びを始めるのにもいい時期です。
映像コースのオススメポイント
早川洋平への無制限コンサルティング(6ヶ月)
受講生・卒業生コミュニティ参加
より実践的に「会う力」を学ばれたい方へ
音声コースのオススメポイント↓
リーズナブルな価格で始められる
音声なので、隙間時間を有効活用できる(*映像コースにも、音声は含まれます)
プロインタビュアー早川洋平が、どんなことを意識して仕事しているか興味のある方
お申し込み・詳細は、「会う力」養成講座HPをご覧ください。
これまで20年で2000人以上にわたってインタビューし、発信を続けるプロインタビュアー早川洋平がインタビューを行う際に実践している方法を全てお伝えしている「会う力」養成講座。
このニュースレターでは「会う力」養成講座の卒業生でもある
キクタスの中江が卒業生の目線で「会う力」についてお伝えさせていただきます。(全8回で毎週木曜日にお届けいたします)
03 石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈112〉【小説・漫画向け】キャラクターの作り方│小説家SP第8弾
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。最新回は小説家になろうシリーズ第8弾!
今回は、「キャラクター」をみんなで考えよう!
リスナーから募集した
不倫小説・スーパーヒーロー小説の
キャラクターを楽しく講評
70通以上の応募ありがとう
みんなキャラ作りに関してはうますぎてびっくり
小説・漫画を描きたい人は
まずキャラクターから始めてみよう……衣良
▶番組の全編視聴方法
①YouTubeメンバーシップ
②ニコニコ動画 http://bit.ly/nicootorazi
③Appleサブスク
④オーディオブック
vol.1(1〜100回)
vol.2(101回〜)
04 成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈30〉「心に余裕を持つことで人生は豊かにできる」
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
学校に行けない子どもたちからオリンピック選手をはじめとするアスリート、企業経営者・マネージャー・新入社員……メンタルサポーターとして20年間にわたり講演・研修を行ってきた成田儀則さんが、いまと未来を変える人生哲学の話をお届けする本番組。聞き手とプロデュースは僕、早川洋平がつとめます。
▶︎今回はリスナーさんからのお便りにお答えしています。
Q1.大勢の前でも緊張せず自然体で話せるようになりたいです(22歳男性)
Q2.聞き上手になるには何を意識すればいいですか(38歳男性)
▶︎番組へのお便り、成田さんへの質問相談募集中です!
http://j.mp/jtetsugaku
▶︎特別ゲスト回
福西崇史さん(元サッカー日本代表)
田中ちひろさん(グローバルトレーナー)
05 北川八郎『人生を変える出会い』〈269〉「人に出会う旅」
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
今回のテーマは「旅」。コロナ禍でなかなか移動がしづらい昨今、あえて旅に思いを馳せる回となりました。北川先生おすすめの旅先とは?
▼「人生を変える出会い」番組サポーター募集中!
人生を変える出会いでは、Podcast/YouTubeの番組継続を支援してくださるサポーターを募集しております。サポーターのみなさまには毎月、ここでしか聴けない「北川八郎の特別講話」を音声でお届けいたします。「Apple サブスク」からも番組サポーター登録できるようになりました!
【最新講話】
2月/けばたつ世界の心構え
1月/喜びの共感の中に生きる
12月/金持ちより、時持ちになれ
▼音声プログラム「瞑想の基本と実践」 http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
LIFE INTERVIEWは、プロインタビュアー早川洋平があなたの人生をじっくりと聞き、言葉にできない想いを引き出す世界にたった一つだけの映像作品です。
https://life-interview.com/
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。今週も素敵な1週間となりますように。
早川 洋平
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