今号の目次
01『INTERVIEW』〈33〉「迷わず表現する」コシノジュンコさん(デザイナー)
02 早川洋平エッセイ〈25〉『意外な発見』
03 石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈108〉 ジョージ・オーウェル『1984年』20世紀の大傑作の暗黒ディストピア小説を語る
04 成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈26〉「活躍し続けられるフリーランスの人間関係」
05 北川八郎『人生を変える出会い』〈264〉「思い出は生きてきた証」
会えない時代にオンラインで人と会う理由|「QR CAFE」を2/16(水)開催します!
12月までの状況が一転、また人と会いづらい環境になってしまいました。
会えない時代だからこそ、より一層「会って何をするか?」がますます大切です。
QR CAFEでは、国内外さまざまな場所に住む人とオンラインで出会うことができます。
質問と本を通して、人と会うことの価値を体感できる場です。
コミュニケーション力を高めたい方
プロインタビュアー早川洋平の場の力を体感したい方
ぜひ一度、遊びにきてみてください。
日時:2/16(水)19:00〜21:30(日本時間)
場所:Zoom
お申し込み:https://life-upd.com/cafe/qr07.html
選書:『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』(リチャード・ロイド・パリー)
※本書を読まなくてもカフェはご参加頂けますが、事前にお読み頂くとカフェをよりお楽しみ頂けます。
《ザ・タイムズ》東京支局長が6年の歳月を費やした慟哭のルポ。
在日20年の英国人ジャーナリストは、東北の地で何を見たのか?
2011年3月11日、東日本大震災発生。
その直後から被災地に通い続けたロイド・パリー記者は、
宮城県石巻市立大川小学校の事故の遺族たちと出会う。
74人の児童と10人の教職員は、なぜ津波に呑まれたのか?傑作ルポ『黒い迷宮』の著者が6年の歳月をかけ、
巨大災害が人々の心にもたらした見えざる余波に迫る。
途中参加・退出自由。
早川セレクト本はお読み頂いてもそうでなくても参加頂けますので、みなさん「お気に入りの一冊」とお好みの食べものや飲み物片手にお気軽にご参加ください。
インスピレーションとリラクゼーションにあふれたひとときをお届けします。
<参加者の声>
選書と、各参加者の皆さんのもっている視点を通じて興味関心の幅が拡がったことがよかったです!
▼QR CAFE Vol.7詳細はこちら
https://life-upd.com/cafe/qr07.html
01『INTERVIEW』〈33〉「迷わず表現する」コシノジュンコさん(デザイナー)
およそ4年ぶりの登場となるコシノジュンコさん。今回は近著『56の大丈夫 失敗も逆境も力に変える』にフォーカスしつつ、「センスとは何か?」「なぜ流行に囚われないのか?」「美しいものにこだわる理由」など、彼女のクリエイティブの源泉に迫った。
【コシノジュンコさんへのインタビュー】
〈2月1日(火)公開〉Talk.1|迷わず表現する
〈2月4日(金)公開〉Talk.2|時代に左右されないデザイン
〈2月8日(火)公開〉Talk.3|人生を大きく変える小さな行動
〈2月11日(金)公開〉Talk.4|行動が人生を面白くする
▶Spotify(音声/毎週お気に入りの楽曲も流します)
▶Apple Podcast(音声)
▶番組内でこれまでに流した楽曲(プレイリスト)
02 早川洋平エッセイ〈25〉
ロンドンのどまんなかで目にした騎馬警官。驚くほど街に溶け込んでいた(2012年10月撮影)
意外な発見
「サブスクしているもの(定期的にお金を払っているもの)は何ですか?」
ぼくが最近インタビュー相手に頻繁に聞く質問だ。お金の使い方には人の価値観が表れる。ましてや継続的にとなればなおのこと。あなたはどんな価値観を持っていますかと聞くよりもよほど、相手の本質に近づけるとぼくは感じている。そんな日々を送りつつ、ふと思った。ぼく自身は何をサブスクしているのだろう。
すぐに思いつくのはサプリの類いだ。ビタミンD3、コンプリート・バイオティック、スペクトラムニーズ、フィッシュオイル、活性型ビタミンB。以前のエッセイでも書いたように、ぼくは毎年1回金沢へ赴き、予防医療の先端といわれるクリニックで人間ドックを受け続けてきた。通常の健診に加え、有機酸検査やフードアレルギー検査、栄養解析など、普通の病院では受けられないディープな検査も実施。腸内環境や体内の代謝、栄養の過不足、環境毒素による影響などを調べてきた。その結果、いまと未来をベストな心身に持っていくための手段として自らに合ったサプリを処方してもらっているのだ(もちろん食事指導とあわせて)。
次に思いつくサブスクは、米国発の経済メディア『QUARTZ』。もともとは、ポッドキャスト『こんにちは未来』の立ち上げのお手伝いをさせて頂いたことがきっかけでご縁を頂いた若林恵さん(『WIRED日本版』元編集長)のコラムが読みたいがゆえに購読しただけだったが、これが当たりだった。
まずは閲覧スタイルが、HTML形式のニューズレターなのがいい。自らサイトにアクセスする形式だと、関係ないページやサイトに脱線して、余計なエネルギーと時間をとられてしまいがちだが、このスタイルだと記事の内容に没頭できる。そういう意味では、紙の新聞に近いかもしれない。僕はQUARTZを仕事とは別のメールアドレスで受信しているので、まさに毎朝郵便受けに新聞が届くあの感覚を思い出す。このパーソナル感がたまらない。グローバルニュースまとめ「Daily Brief」(月~金の朝)、グローバル経済の未来を紐解くコラム「Deep Dive」、世界のスタートアップを紹介する「Next Startsups」、そして前述の若林さんのコラム「週刊だえん問答」。これらのニュースレターに加え、本家・米国版の全記事にもアクセスできるため英語の勉強にもなる。久々にわくわくするニュースメディアだ。
最後に挙げたいサブスクは、岩波書店の月刊誌『図書』。1938年に創刊され、「読書家の雑誌」とも言われる。出版社で40年近くにわたり編集者をつとめた父から「読み応えがあっておもしろいよ」と昨秋すすめられたのが購読のきっかけ。そういえばぼくが幼い頃からずっと、わが家には『図書』があったような。A5サイズ64ページ。雑誌にしては非常に小ぶりで薄いが、ページを開くと誌面の充実ぶりには驚かされる。古今東西の名著をめぐるとっておきのエピソード、心を揺さぶるヒューマンストーリー、旅のときめき、人生の思索などをつづるエッセイの数々。さらには文学・芸術・学問の魅力を語る対談やインタビュー。一流の執筆陣が書き下ろす文章はどれも見識が高く、それでいて読みやすくユーモラスなものも多い。
たとえば最近面白かったのは『「晩年」とはいつのことか?』(関川夏央/同誌2022年1月号)、『1月、おめでたい動物たち』(円満字二郎/同号)、『父と兄の書棚が招いた変な読書』(志茂田景樹/同誌2021年11月号)などなど、数え上げたらきりがない。掲載エッセイやインタビューは毎号15本ほど。一本あたり2~3ページのため、日常のちょっとしたひとときに読めるのがうれしい。それでいて読み応えも十分。見識を広めたり、深めたりするにはうってつけだ。
気になるお値段は……これが本当に衝撃的だった。読者の皆さん、おいくらだと思いますか?なんと、102円。1020円の間違いではありません、102円です。さらに驚くべきことに、年間購読となると1000円(送料込み)!。これで岩波書店は大丈夫か。とこちらが心配になってしまうのだが、『図書』はもともと同社の新刊案内として発刊した雑誌。確かに本誌の後半には、毎月の新刊案内が載っている(これもタイトルや見出し、時代の流れがわかって十分おもしろい)。が、これだけ多彩な執筆陣による深いコラムや対談が読めるとなると、もはやPR誌の域を完全に超えており、一線級の雑誌としかいいようがない。だからこそ創刊以来80年以上も続き、発行部数も14万部(2021年12月現在)を超えるのだろう。質、量、価格をこれほど高いレベルでバランスさせた商品・サービスにぼくはほとんどお目にかかったことがない。岩波書店おそるべし。
というわけで、ぼくのサブスクから真っ先に思い浮かんだ三つを挙げてみた。サプリは健康。『QUARTZ』は世界の今とこれから、そして英語。『図書』は見識を広め深める。こうしたキーワードたちと結びつく。なるほど、たしかにぼくが大切にしている価値観そのものだ。
みなさんもぜひ一度、身の回りの人やご自身のサブスクを確かめてみては。意外な発見があるかもしれません(了)
【会う力養成講座】アーカイブ講座
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プロインタビュアー早川洋平が実践している「会う力」を無料で学ぶことができます。
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03 石田衣良『大人の放課後ラジオ』〈108〉 ジョージ・オーウェル『1984年』20世紀の大傑作の暗黒ディストピア小説を語る
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで……『池袋ウエストゲートパーク』『娼年』などのベストセラーで知られる石田衣良さん(小説家)と毎週木曜日にお届けしている『大人の放課後ラジオ』。最新回は……
世界の名作シリーズ第二弾は『1984年』。
20世紀文学のベスト5に入る暗黒ディストピア小説
僕がこの数年で読んだベストの一冊を紹介します。
『進撃の巨人』や 『テスカトリポカ』の100倍怖い
ディストピア小説の大傑作。
読んでいない人はぜひ読むべし!……衣良
▶番組の全編視聴方法
①YouTubeメンバーシップ
②ニコニコ動画 http://bit.ly/nicootorazi
③オーディオブック
vol.1(1〜100回)
vol.2(101回〜)
④Appleサブスク
04 成田儀則『愚か者がやっと気付いた成幸法則』〈26〉「活躍し続けられるフリーランスの人間関係」
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
学校に行けない子どもたちからオリンピック選手をはじめとするアスリート、企業経営者・マネージャー・新入社員……メンタルサポーターとして20年間にわたり講演・研修を行ってきた成田儀則さんが、いまと未来を変える人生哲学の話をお届けする本番組。聞き手とプロデュースは僕、早川洋平がつとめます。
今回は長きに渡り活躍し続けられる人は何が違うのか?フリーランスの方はもちろん、社会で働くすべての方にお届けします。
▶︎番組へのお便り、成田さんへの質問相談募集中です。
http://j.mp/jtetsugaku
▶︎特別ゲスト回
福西崇史さん(元サッカー日本代表)
田中ちひろさん(グローバルトレーナー)
05 北川八郎『人生を変える出会い』〈264〉「思い出は生きてきた証」
▶ApplePodcastでの聴取はこちら
阿蘇山中で陶芸家と農業の二足のわらじを履く生活を30年以上。いっぽうで経営塾や『繁栄の法則』などの執筆を通じて、事業繁栄の法と人の生きる道を説く北川八郎さんが、みなさんから寄せられた人生や仕事ににまつわる悩みにお答えします(毎週火曜日配信中/聞き手・早川洋平)。
北川さんの「守りたいもの、捨てたいものとは?」。早川が迫ります。
▼「人生を変える出会い」番組サポーター募集中!
人生を変える出会いでは、Podcast/YouTubeの番組継続を支援してくださるサポーターを募集しております。サポーターのみなさまには毎月、ここでしか聴けない「北川八郎の特別講話」を音声でお届けいたします。「Apple サブスク」からも番組サポーター登録できるようになりました!
【最新講話】
1月/喜びの共感の中に生きる
12月/金持ちより、時持ちになれ
11月/今世中のトラブルはあの世に持っていかない
▼音声プログラム「瞑想の基本と実践」 http://bit.ly/2T38kkj
不安や恐れ、苦しみのさなかにある方、安らかな毎日を送りたい方に向けて北川八郎さんが音声でナビゲートします。
LIFE INTERVIEWは、プロインタビュアー早川洋平があなたの人生をじっくりと聞き、言葉にできない想いを引き出す世界にたった一つだけの映像作品です。
https://life-interview.com/
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。今週も素敵な1週間となりますように。
早川 洋平
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